Latent Space Explorer

私は計算機を人間の思考を拡張する道具として捉え、人間の創造行為に気づきや可能性を与える存在として扱っている。本作は、アルゴリズムの扱いに精通していないデザイナーでも形態探索ツールとして計算機を扱えるようにし、デザイナーの創造性を拡張する目的で椅子の制作を試みた一連のデザインプロセスである。

まず、椅子をベースにした曖昧な画像を生成するツール《Latent Space Explorer》を制作した。その後、椅⼦のデザインから制作まで⾏ったことがある4名のデザイナーにデザインのアイデアにつながる画像を探索してもらい、椅子のスケッチを描いてもらった。最後にスケッチを3次元モデルに起こし出力した。

この一連のプロセスでデザイナーは生成された曖昧な画像から読み取った形と既知の形の差を見出し、新しい形の可能性や気づきを得ていた。今後、計算機をデザインに⽤いる⽅法がより発展し、デザイナーの思想を拡げるような深い気づきを与えられる存在になれば、デザイナーと計算機の関係性が変わり、さらにデザインにおける計算機の役割について検討することができるだろう。

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